昼間、見通しのいい交差点でも事故が起こることってありますよね。

 

「見通しがいいところで事故なんて起こるの?」と思われる方もいるかもしれません。

 

私もそう思いましたが、実際に起こりえるのです。

 

私の知人からもあと一歩間違ったら事故になっていたという話を聞いたことがあります。

 

今回は、なぜそのようなことが起こりえるのか紹介していきます。

 

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見通しがいい交差点の事故!コリジョンコース現象とは?

見通しがいい交差点で事故が起こるというありえないような出来事。

 

この世のものにはなんでも名前をつけないと気が済まない人がいるかのように、この事故の原因にも名前がついています。

 

その名も「コリジョンコース現象」。

 

コリジョンコース現象とは、見通しのいい場所であるにもかかわらず、お互いが相手を認識できずに衝突事故が起きる現象のことをいいます。

 

よく分からない単語ですが、それぞれ「Collision:コリジョン」は「衝突」、「Course:コース」は「進路」を意味しています。

 

「衝突への進路」と考えるとなんとなく雰囲気はつかめるでしょうか。

 

私はよく分かりませんでした(笑)

 

この現象ですが、単に自動車だけで起こるものではなく、飛行機やヘリコプターでも起こる現象というから怖いですね。

 

飛行機だと搭乗客も多いので、もし事故が起こった場合の死傷者数がすごいことになります。

 

実際に、飛行機が空中衝突し、71名の死亡者が出た事故も起きています。

 

コリジョンコース現象による事故は、他にも田園型事故、十勝型事故とも呼ばれています。

 

十勝型事故の十勝とは平坦広大な田園地帯が広がる北海道十勝平野のことで、十勝平野でこのような自動車事故が多発したことからついた名前です。

 

ただ、十勝平野に限らず同じような地理条件のある地域では年々多発する事故となっているので注意が必要です。

 

少し前のデータですが、2015年の交通事故での死亡者約4,100人のうち、400人以上がコリジョンコース現象の事故によって死亡しているというデータがあります。

 

名前を聞いたことがないというだけで、どこでも起こりうる事故なので気を付けないといけません。

 

自分は大丈夫と思わず、自分にも起こる可能性があると気を付けるようにしてくださいね。

 

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コリジョンコース現象の原因は?

コリジョンコース現象が見通しがいい交差点で事故が起こる原因と言われていますが、なぜコリジョンコース現象というものが起こるのでしょうか?

 

それは、「錯覚」が深く関わっています。

 

コリジョンコース現象の特徴として、ドライバーが相手の車が近づいていたことに気づかない、あるいは止まって見えてしまうことがあげられます。

 

例えば、直角に交わる見通しのいい交差点。

 

その交差点に、同じ速度で同時に接近する2台の車があったとします。

 

そうすると、相手の車がつねにななめ45度で進行してくることになります。

 

その時、ドライバーは近づいてくるもう一台の車を止まっていると認識し、注意を払わなくなってしまうのです。

 

そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、人間の認識とはおかしなもので実際にそうなることがあるのです。

 

人間の視野は、正面から左右100度の範囲とされていて、さらにこの中で対象の形や色をはっきり認識できるのは左右約35度までと言われています。

 

その外側は「周辺視」と呼ばれ、この範囲では動いていないものを認識しづらくなります。

 

先ほどの例のように、同じ速度で同時に接近する車は45度で進行してくるので、まるで周囲の田園の風景にとけこんで、動いていないように見えてしまうのです。

 

こういった目の錯覚によって、ぶつかる直前まで相手の車を認識できないことがあるのです。

 

他にも、田園地帯の直線道路を走行していると、交差する道路が細く見えてしまい自分側の道路が優先道路だと勘違いしてしまう場合もあります。

 

相手が止まってくれるはずと思い込んでしまうため、減速せず交差点へ侵入してしまうので事故につながりやすくなります。

 

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コリジョンコース現象の対策は?

目の錯覚が原因だとしたら、どうやってこのコリジョンコース現象を防げばいいのでしょうか?

 

先ほど書いたとおり、相手の車が動いてないように見えるのは、相手の車を周辺視として見てしまうことが原因にあります。

 

なので、そうならないようにすることが重要です。

 

例えば、走行中に頭や目線を左右へ向け、意識的に目線を違う方向に移すことが挙げられます。

 

交差点へ同じ速度で同時に接近する車がある場合は、フロントピラーに相手の車が隠れて気づかなくなることもあるので、こういった見通しのいい交差点に近づいたら減速して周囲の安全を確認することも必要になります。

 

行政の対策も進んでいて、路面に凸凹をつけ、通過する車に振動で注意を促す「減速帯」を設置している場所もあります。

 

見通しのいい交差点2

 

上の画像のように、道路わきに白いポールを設置して、相手の車がポールに隠れたり、見えたりすることで視野に変化を起こすような取り組みを実施しているところもあります。

 

 

まとめ

コリジョンコース現象について紹介しました。

 

こちらの動画が分かりやすく説明されていますので参考にしてください。

 

 

見通しのいい交差点だからといって、気を抜いていたら誰にでも起きてしまう可能性がある事故です。

 

もしこういった場所を運転することがあったら、今まで以上に気を付けて安全運転を心がけるようにしてくださいね。

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